歯周病治療で大切なこと

歯周病の治療はとにかく感染の除去です。ご自宅のケア(歯磨き等)、歯科医院でのケア(治療)の両方が大切です。
まず、ご自宅のケアについてもご協力いただいた上で、治療に入っていきます。具体的には歯肉の上に出ている歯の表面の汚れ、歯ブラシでは取れない汚れから取っていき、次に歯肉の中(歯周ポケットの中)の歯の根の表面の汚れの除去をしていきます。歯肉の中(歯周ポケットの中)、は歯ブラシではなかなか届きません。それ以上の深い歯周ポケットの中では、細菌が増えたい放題です。ですから深い歯周ポケット内は歯科医院でのケアが大きな鍵となります。

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歯周病の治療(軽度)

治療期間:1週間から1ヶ月程度

治療法

まずは血が出ても正確にブラッシング。プラーク(磨き残し)の除去。

生活習慣のチェック、食事指導、禁煙指導、歯磨きチェックなど

歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、デンタルリンスなどを使ってもご自宅では取れないバイオフィルムの除去。

治療前 治療3日後

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歯周病の治療(中等度)

治療期間:1ヶ月から半年ほど

治療法

生活習慣のチェック、食事指導、禁煙指導、歯磨きチェック。
深い歯周ポケット内のプラーク(磨き残し)の除去。
歯肉の中の根の表面に付着した歯石、バイオフィルムの除去。
必要に応じて、歯周外科、再生療法エムドゲイン

治療前写真① 治療前写真②

エムドゲイン~再生療法

骨の部分的に欠損していることを示すレントゲン像(黒い影)

治療前写真 骨がごっそりありません

ドロドロした液体のエムドゲインを骨のないところに注入します。

エムドゲインゲル① エムドゲインゲル②

手術終了時、痛み腫れは少ないことが多いです。

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歯周病の治療(重度)

治療法

抜歯、その後が義歯、ブリッジ、インプラントへ。
抜歯をせず、温存療法、経過観察の場合、歯肉の中の根の表面に付着した歯石、バイオフィルムの除去、暫定的にいくつか弱い歯を接着剤で固定。

根の周りの骨がすべてとけてしまったレントゲン像

治療例~部分的抜歯~

奥歯の根の分岐しているところが歯周病にかかってしまい、2つの根のうちひとつを抜歯することとなりました。

根の分岐しているところが重度歯周病になってしまっており、黒いレントゲン像を示しています

治療前写真 歯を半分に割り、 半分抜歯しました。

抜歯した根
矢印は根の表面についていた
歯周病の原因の歯石
歯周病で抜歯された歯

根の表面に歯周病の原因の
歯石が多く付着しています
むし歯も歯周病もあり抜歯された歯

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歯周病により抜歯となる判断基準

精密な審査診断により決定いたしますが、基本的には出来るだけ残せる歯は残す方向で検討いたします。しかし残念ながら、進行しすぎた歯周病の歯に対して、現在の歯科医療では生えてきた元の状態に戻すことは出来ません
虫歯治療は歯の補修であり、歯周病治療は歯のまわりの環境改善です。癌などの体の病気も、進行しすぎたら助からないのと同じですから、歯に対しても早めの対処が必要です。

  • ①ぐらぐら度合い(動揺度)が治療を行っても改善しない
  • ②歯の根の先付近まで全体的に歯を支えている骨が溶けて無くなっている
  • ③歯の根の分岐している部分の歯を支えている骨が深くまで溶けてしまっている
  • ④根の先に膿がたまる根尖病巣と歯周病の合併症で、何度治療しても再発の可能性が高い
  • ⑤治療を行っても、痛み、腫れが引かない
  • ⑥包括的治療の方の場合、将来長くもたなそうな歯と判断し、他の歯との兼ね合いから抜歯が最善と考えられたとき

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